岩さき〜ご招待

zoological2007-03-07

私この年まで京都の割烹などという所には行った事なかったのですが、ラッキーにも親切な友人からある寛大な理由でご招待を受けました。しかも夜です!自分じゃ行けません。もう罰当たりもんですよ。
彼女が選んだのはオープンしたばかりの割烹「岩さき」。シンプルな店内の奥にあるL字型カウンターの個室で、新しい木の雰囲気に包まれていただきました。この木は無印の家具などに使われている素材だそうです。


先付けの時には綺麗な杯で日本酒を勧められました。素敵。


お椀はすっぽん。生姜と合わせるのが京都流らしいです(違ったっけ?)。寒さが戻ったこの日にぴったりでした。ほっこり。


お造りはわけぎやよこわやいかや山芋等を細く切って合わせたものでした。旨〜〜。

焼き物は鯛。酢れんこん。


蟹と菜の花のあんかけ。冬と春の架け橋。

 
京都の麩、大徳寺麩だっけ?と海老の炊き合わせ。誰か助けて〜。

走りの筍と蛤とわかめの煮物。う〜〜ん春の素材が嬉しい。しかし京都の筍ってナッツの様な味がしてなんでこんなに旨いのか。この鍋はやっぱり「有次」でしょうか。

京都人のご飯のとも。ちりめん山椒。九州人の私はこの上品さが最初しっくりこなかったけど最近好きになった。

ご飯は土鍋で炊いてあった。おみそ汁はよもぎの麩が入ってました。馬〜。

お土産までいただきました。オープンのお祝いなのか紅白の豆菓子。これってあの五色豆なのかしら。中身はエンドウ豆の味がしっかりして今まで五色豆に持っていたイメージよりもずっと美味しかった。

素敵な空間と胃に染みいるような優しいお料理と楽しい会話で最後の方は料理の記憶が飛んでおります。誰か訂正を宜しく。
主人は高台寺和久傳や俵屋旅館で修行なさった方らしい。イタリアンのコース等を食べてにありがちな重たい感じが全然なくて大感激の初割烹でした。店を出るときは「ほっこり」という京言葉を思い出しました。これからは飲みに行くのを三回我慢しても京料理を食べに行く価値があるかも。
http://iwasaki-jc.com/

私までごちろうになって大変幸せな夜でした。ありがとう。そして
Happily-ever-after !!